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サンル川の魅力

 

札幌から高速道路を使って3時間程の道北にある下川町。そこからオホーツクへ抜ける山間を流れ名寄川へ合流する小さな川、それがサンル川です。

この川には、毎年1000~3000尾もの野生サクラマスが、日本海から天塩川、名寄川を経て産卵遡上します。サクラマスの遡上は道内各地の河川で見られますが、サンル川上流部まで200kmもの距離を天然魚が移動するのは、現在の国内では奇跡的なこと。サンル川に良好な自然環境が保持されている証のひとつです。

​※スライドショーも是非ご覧ください

カワシンジュガイとの営み
サンル川には絶滅を心配されるカワシンジュガイが世代を繋いでいます。稚貝になるには、サクラマスの幼魚のエラに寄生しなければならないので、サクラマスとそれを育むサンル川の流れがとても重要です。

豊かな森
森と海をつなぐサクラマスは、森の栄養源。そして、豊かな森を縫うサンル川には水生昆虫が多くみられ、サクラマスの子孫を育み循環しています。

 

河岸にあるゆりかご
宙垂植物は隠れ家や越冬に適した生息環境になり、サンル川本流にはこうした河岸が沢山あることで、稚魚や幼魚たちのゆりかごになっています。

 

泥濁りしない川
雪代(雪融け水)や大雨により、泥濁りする川が多くなりました。
サンル川は、そんな時でも底の石がうっすら見えるほど、濁りが少なく綺麗な礫が豊富な川。卵が元気に孵ります。

 

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